PTSDについて理解を深める

 去る3月1日、精神保健福祉ボランティア研修会が開催され、参加した民生委員や福祉員など約70名がPTSD(心的外傷後ストレス障害)について理解を深めました。

 研修会は、福島県相馬市のメンタルクリニックで、被災者の心を支える活動をしている精神科医の蟻塚亮二先生が、「PTSDへの理解―沖縄・福島におけるPTSDの現状を通して―」と題して講演。現在の被災地の状況を交えながら、被災者が抱えている心の病気について説明しました。その中で、災害や事故、虐待等の過酷な経験をした時に、言葉で表せない外傷性の記憶がトラウマとなり、後になって不眠やうつ症状等の状況が表れるのがPTSDと説明。被災地では現在、津波や原発事故等を経験した多くの方がPTSDに悩まされていると語りました。

 また、沖縄で戦争を経験した方が高齢になってPTSDの症状が表れているように、被災地では今後数十年に渡りPTSDに苦しむ方が多く出るとし、長期的に心のケアを行っていくことがますます重要になると強調していました。