災害にも強い地域づくりをめざして ~大雨のメカニズムや被災地の歩みを学ぶ~

 このほど、災害ボランティア養成研修会が開催され、自治会長やボランティアなど約100名の参加者が、近年の気候の特性や東日本大震災の被災地の歩みなどを学びながら、自分たちにできる備えについて理解を深めました。

 研修会では、始めに秋田地方気象台の高橋幸由観測予報管理官が、当市に大きな被害をもたらした平成25年の豪雨を中心に、豪雨のメカニズムや気象情報の有効な活用方法などを説明しました。その中で、1日あたり100㍉や1時間当たり50㍉の大雨が全国で多発傾向にあると指摘。事前に気象情報を確認するとともに、気象庁がインターネットで配信している気象情報「ナウキャスト」の活用を参加者へ呼びかけていました。

 続いて、大船渡市社会福祉協議会の伊藤勉さんが、「震災後5年の歩みと今後の備えとして必要なこと」と題して講演を行いました。
 伊藤さんは、災害ボランティアセンターの業務内容や運営体制について紹介したほか、災害前に必要な地域の取り組みとして、支援物資の受け渡しのルールづくりや、顔なじみの関係構築が重要と説明。また、「地元の住民」、「大工経験者」、「ムードメーカー」のボランティアが活躍したと語り、地域で日頃からこうした人材を上手に巻き込みながら、災害への備えを進めてほしいと強調していました。